子どもへの性教育

子どもへ性教育は必要なの?~性被害の被害者・加害者にさせないために~

親から子どもへの性教育は必要なのでしょうか。

自分の子どもが3歳に近づくと、「子どもへの性教育はどうしよう」と悩む保護者もいれば、「性教育は親が教えるものではない。子どもが成長すれば勝手に身につくものだ。」と全く干渉しない保護者もいます。

日本人の多くは、【性教育=セックスの仕方】と性教育の中身をなぜか勘違いをしています。

確かに、性交、いわゆるセックスの仕方も性教育に含まれるのかもしれません。でもそれはほんの一部でしかありません。

性教育とは、人間が心身ともに健康に生きていくために必要不可欠な知識なのです。自分の身を守るために、そして相手の体を思いやるために、知っておかなければならない知識なのです。

残念なことに、現在の日本の義務教育の中では、性教育を行うことができません。

そのため、学校から学ぶことはほとんど期待できないのです。

自分の子どもを性被害の被害者・加害者にしないためにも、性教育はしっかりと保護者が行う必要があるのです。

とは言っても、保護者の皆さまの多くは、

・子どもに教えたいけど、どう教えたらよいかわからない。

・自分の口から伝えるのは恥ずかしくて、うまく伝えられない。

・自分の親からも教わってこなかったから、わからない。

などと、子どもへどう教えたらよいか困っている、というお声も多く耳にします。

でも、大丈夫です。後半でご紹介する本を読み聞かせてあげれば、お子さんへ正しく性について教えてあげることができます。

まずは一緒に、性教育がなぜ必要なのか考えていきましょう。

そもそも性教育ってなに?

皆さんは、【性教育】と言われたら何を考えますか?

職場の上司たちに聞いたら、

上司たち
上司たち
え、男女の営みの仕方とか生理のこととかだよね?

夜空
夜空
全くもう。それだけじゃないんですよ。

と散々教える羽目になりました。

 

性教育とは、

一言では言い表せませんが、強いて言うなら、

“自分が心身共に健康に生きるために、そしてパートナーを思いやるために知っておかなければいけない知識”だと思います。

突然ですが、男性の皆さんに質問です。

●女性に対して【更年期】という言葉はよく聞きますが、男性にも更年期があることを知っていますか?

●生理のしんどさには個人差があって、立ち上がれないくらい辛い人がいることを知っていますか?

●産後ケアを怠ると、【骨盤臓器脱】といって、女性の子宮や膀胱が膣の入り口から飛び出してしまうことを知っていますか?

●正しいマスターベーションの仕方を知っていますか?床オナなんて危険なマスターベーションしていませんよね…?

次は、女性の皆さまに質問です。

●先ほど書いた【骨盤臓器脱】という言葉を聞いたことがありますか?

もし聞いたことがなければ、今すぐ調べてみてください。

●刺激が強いマスターベーションばかりしてしまい、性交時に射精できない【膣内射精障害】になってしまう男性が多いことを知っていますか?

※膣内射精障害の原因には心理的な原因もあります。

●男性器だけでなく、女性器にもかなり個人差があることを知っていますか?

 

少し大人向けの質問にしてみました。

どの質問も、皆さんやパートナーの体や健康に関係する大事な知識です。

それを学ぶのが【性教育】だと私は考えます。

子どもが将来、性被害の被害者・加害者にならないために

親が子どもに性教育をしなければならない1番の理由は、大事な我が子を性被害の被害者・加害者にさせないためだと思います。

【性被害】知らないと、被害にあっても認識できない

こんな話があります。

産婦人科医のとある先生が、思春期外来を行っていた時に、大学生の兄から性被害を受けたという姉妹と母親が受診に来たそうです。

小学4年生の姉は、兄から何をされているのかわからなかったが、小学2年生の妹は、保育園でプライベートゾーンの大切さを学んでいたため、これはいけないことだとわかり、母親に伝えられたのだそうです。

もし妹さんが保育園で学んでいなかったら、母親は気づけず、最悪の事態になっていたかもしれません。

知らない間に、妹は何をされているのかわからず、兄の子を妊娠していた、なんて事件が起きてもおかしくないのです。

水着で隠れる部分である【プライベートゾーン】は、自分以外の誰にも見せてはいけない、触らせてはいけない大事な部分であることを、親は子どもにしっかり伝えなければならないのです。

【性被害】知らずに加害者になっていることも

体が女性らしく、男性らしくなる思春期。

異性への興味関心が芽生える人が多いですよね。

そんな時に、興味があるからといって、先ほど例にあげた大学生の兄のように、自分の欲を相手の同意なしにぶつけてしまうと【性犯罪】になってしまいます。

自分以外のプライベートゾーンは見てはいけない、触ってはいけない大事な部分。

これもまた、教えなくてはならない大事なことです。

 

読み聞かせて伝えよう【性の絵本1】

ここまで読んでくださった皆さまには、性教育の範囲がとても広いことがわかっていただけたと思います。

そんな性教育を親がどう子どもに伝えるか。

それは難問のように感じるかもしれませんが、本を使って【読み聞かせ】をすることで、簡単に子どもに伝えることができます。

それに、自分の言葉ではなく、本に書いてある言葉なので、恥ずかしさも半減するのではないでしょうか。

どんな本?内容は?

私がおすすめする絵本は、『性の絵本1』という本です。

イラストレーターのたきれいさんが作成し、産婦人科医の高橋幸子先生が監修しています。

なんとこの本、内容を販売サイトで無料で見ることができます。

なので、タブレット等で画面を見せながら読み聞かせをすれば、実質0円で子どもに伝えることができますね。笑

どこで買えるの?

『性の絵本』は0~6、番外編の全8冊あります。

2021年5月31日に『性の絵本~みんながもってるたからものってなーんだ?~』

という絵本も販売されます。

性の絵本0~6、番外編は販売ページから

そして新しく販売される本はAmazonからも予約可能です。

とてもわかりやすいので、おすすめです。

まとめ

  • 性教育とは、自分と相手の心と体の健康を守るために必要な知識を学ぶこと
  • 性被害の被害者にも加害者にもならないために、我が子に教える必要がある
  • 絵本の読み聞かせを通して子どもに性教育をすることができる