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特別養子縁組制度~「生みの親」と「育ての親」をつなげる制度~

特別養子縁組制度について

今回は公的な制度【特別養子縁組制度】についてご紹介します。

「産んだら何が何でも自分が育てなきゃ」と思っていませんか?今は、いろんな制度があります。特別養子縁組制度とは、【産みたいけど、経済的な理由などにより育てられないママ】と【子どもを育てたい夫婦】をつなげる制度です。

今回は、「思いがけない妊娠」に悩んでいる方に向けて書いていますが、もちろんこの制度は「養親になりたい」という方への制度でもあります。

もしもの時に、自分だけでなく、困っている友人を救うことができるかもしれない知識です。

良かったら一緒に学んでいきましょう✎

特別養子縁組制度ってなに?

特別養子縁組とは、予期せぬ妊娠や経済的な事情などにより、自分で育てたくても育てられない親が、子どもの幸せを願い育ての親に子どもを託す制度のことです。

この制度は、生まれた赤ちゃんが安定した療育環境で育つことを目的に設けられた公的制度です。

普通養子縁組制度との違い

【普通養子縁組】は、戸籍は「養子」となり、産みの親との縁は切れません。

【特別養子縁組】は、裁判を通します。親権は、産みの親から育ての親に移り、戸籍も「養子」ではなく「子」になります。

普通養子縁組 特別養子縁組
家の存続など、主に当事者の都合 目的 子どもを育てるのが困難な場合に、子どもの副詞を守るため
当事者と親権者間による契約 成立 裁判所に申し立てを行い、審判の結果認めれた場合
制限なし 養子の年齢 裁判所申し立て時点で6歳未満
成年または婚姻している未成年。成年の場合は未婚でも可能 養親の年齢 婚姻している夫婦で、一方が25歳以上
実親と養親の2組の親をもつ。養子は養親の姓を名乗る。 産みの親との関係 養親だけが親子の関係となる。養子は養親の姓を名乗る
実親と養親の両方の名前を記載。書面には、「養子」「養女」と記載 戸籍上 養親のみ記載される。書面には「長男」「長女」と記載
実親と養親の2組の扶養義務、相続権を持つ 相続 養親のみの扶養義務、相続権を持つ
養父母または15歳以上の養子の協議でいつでも可能 離縁 原則として離縁はできない
ただし、養親の虐待などがあれば、養子、実親、検査官の請求により離縁できる
特になし 養育試験期間 6か月以上
実親のまま 親権 養親に変わる。法律上、実親との縁は切れる
縁組事項について記載 身分事項 養子縁組の記載なし。民法817条の2と記載される
NPO法人Babyぽけっと「特別養子縁組とは」より引用
https://babypocket.net/adoption

特別養子縁組制度について相談できるところ

特別養子縁組の相談やあっせんは、NPO法人や病院など民間の事業者か各都道府県の児童相談所を通じて行われています。

昔は養子縁組のあっせんを行う事業者は都道府県等への「届出制」となっていましたが、適正な養子縁組のあっせんを促進するため、平成30年4月からは都道府県等による「許可制」となりました。

今回は、NPO法人2団体さんと児童相談所についてご紹介します。ご紹介するNPO法人は、どちらも都道府県から「許可」を得ています。

NPO法人などの民間団体

NPO法人Babyぽけっと

※こちらの法人は、平成30年10月1日付けで、茨城県から「養子縁組あっせん事業許可証」を取得しています。

↑は「NPO法人Babyぽけっと」さんのトップページです。とても温かい印象のページですよね。トップページでは、「思いがけない妊娠で悩んでいませんか?」から始まる優しい言葉がつむがれています。気になった方は、公式サイトを見に行ってみてください→NPO法人Babyぽけっと

Babyぽけっとさんでは、現時点で「485人」もの赤ちゃんとママ、育てたい夫婦を救っているようです。

●生みの親専用保護シェルター

Babyぽけっとさんには、地元で出産できない実親さんに一時保護的な生活の場、そして産前・産後のサポート(母子寮・シェルター、全国に3ヵ所)を無料で提供しているようです。詳しくはこちら

●費用について

養子縁組するための相談料や費用は一切かからないようです。
母子手帳の取得をサポートしてくれます。母子手帳があれば妊婦健診費用はほとんどかかりません。 保険料の未払いで保険証が使えない方の場合は、お手伝いくださるようです。

健康保険に入れば、出産育児一時金により出産費用のほとんどをまかなうことができます。
妊娠中のトラブルで治療・入院をして、予想外の支払いが生じたときや、出産前に分娩予約金(保証金)を納めなければならない場合など「出産費の貸付制度」を利用するお手伝いをしてくださいます。

なんて親切( ;∀;)💕

フローレンスの赤ちゃん縁組

※厚生労働省および東京都より、民間養子縁組あっせん機関として許可を受けた事業者です。(許可年月日:平成30年12月26日 許可番号:30福保子育第2541号)

「フローレンス」さんは、赤ちゃんも、生みの親も、育ての親も、みんなが幸せになる赤ちゃん縁組(特別養子縁組)を目指している認定NPO法人さんです。公式サイトはこちら→フローレンス赤ちゃん縁組

●LINEで無料相談ができる

妊娠でお悩みの方が気軽に相談できるようにLINEで「にんしん・特別養子縁組相談」をすることができます。

ベテラン相談員の「エナガさん」が優しくお悩みに答えてくださるそうです。まずは、友達登録が必要です。詳しくはこちら→LINEでにんしん相談(フローレンス赤ちゃん縁組)

LINE相談以外には、電話相談、メール相談があります。いずれも無料で相談ができます。

電話番号は、【0120-900-504】で、受付時間は平日10:00から16:00となっています。メール相談用のメールフォームはこちら

各自治体の児童相談所

思いがけない妊娠に、親や友人にも相談できず、悩んでいる方はいませんか。
そのようなときは、児童相談所に相談してください。あなたの出産と産後を応援するサポート体制があります。
もし、どうしても育てられない場合には、生まれてくる命を、あなたに代わって大切に育ててくれる人に託す「特別養子縁組制度」という選択肢があります。
相談の秘密は守られますので、まずは相談してください。

↑は政府広報オンラインの囲み記事の文章です。詳しくはこちら

リーフレットもありました。厚生労働省「思いがけない妊娠に戸惑い、悩んでいる方」

児童相談所へは、全国共通ダイヤルに電話すれば、最寄りの児童相談所が案内されるようです。

まとめ

●「特別養子縁組制度」は、「思いがけない妊娠」で悩んでいるママと「子どもを育てたい」と切望している夫婦をつなげる温かい制度

●「特別養子縁組」は、「赤ちゃん」「生みの親」「育てる夫婦」の3者を幸せにする制度である

●産むか中絶するかで悩んでいるなら、まずは相談してみよう!

●ごめんなさい…。調べた印象では、NPO法人さんの方が手厚いと思います。。

この制度によって、1人でも多くの人が救われますように。