生理・性交・性感染症

その生理、排卵してる?無排卵月経とは?

排卵していない生理【無排卵月経】

生理のような出血はあるけど、実は排卵していない状態のことを【無排卵月経】といいます。医療用語では、【無排卵周期症】といいます。

病気やストレス、無理なダイエット、体の未成熟などが原因となり、卵胞の成長が途中で止まってしまい、排卵されないまま生理(のような出血)が起きてしまう状態です。

生理が始まって数年の間は、体が未成熟でホルモンバランスも不安定なためよくあります。また、更年期にもみられます。

卵巣の病気が隠れている可能性もあります。卵巣の病気の話は次回以降にまとめます。

無排卵月経の特徴

無排卵月経の特徴は2つあります。

1つ目は、出血量が少ないこと。そして2つ目は、生理不順です。

出血量が少ない

おりものくらいの出血量な場合が多く、ナプキンが無くても大丈夫な時も。

出血期間も1~3日くらいで終わってしまうことが多いです。

生理不順

無排卵の場合、なんらかが原因で卵胞がなかなか成熟しないため、【排卵】の段階に進むことができません。

その結果、生理周期が39日以上3ヶ月以内【希発月経】となってしまうことも。

一方で、生理周期が24日以内【頻発月経】の場合も、排卵が起きていない可能性があります。

また、正常な生理周期と言われている25日~38日以内であっても、【無排卵】な場合も。。

生理周期だけでは判断できませんが、【希発月経】や【頻発月経】の方で、出血量にも異常が見られる場合は、要注意です。

排卵していないと何が問題なの?

【排卵していない】ということは、【妊娠しない】ということです。

たとえ、将来妊娠を希望していなくても、無排卵月経を放置してはいけません。

この、女性ホルモンがきちんと働いていない状態を放置してしまうと、将来【子宮体癌】や【骨粗しょう症】【動脈硬化】の発症リスクを高めることになってしまいます。

無排卵かどうか知る方法

生理のような出血があれば、まさが自分が【排卵していない】とは思わないですよね。

病院に行って排卵検査をする方法もありますが、ご家庭でも調べる方法があります。

それは【基礎体温】をつけることです。

基礎体温をつける

基礎体温とは、朝、目が覚めた直後に、体を動かす前に測る体温のことです。布団から起き上がる前に、できれば婦人用体温計を舌の下に入れて測ると良いです。

皆さんは、一般的な基礎体温のグラフは目にしたことがあると思います。

では、【無排卵性月経】の人のグラフは見たことありますか??

これです↓

 

画像引用:堀江薬局オフィシャルサイトhttps://www.funin-kanpo.com/gynecology/column/infertility-treatment/20151001120000.html

このグラフを見てわかるように、無排卵だと【高温期】がありません

普通、低温期と高温期の差が0.3~0.5度あるのですが、無排卵の人の基礎体温は、ずーっと低温期です。

正直、基礎体温をつけるのは、かなり面倒かもしれません。ですが、皆さまの将来のために、1度測定してみることをお勧めします。

病院でできる排卵検査

病院では、超音波と黄体ホルモン採血という方法で排卵検査ができます。

超音波で卵子が育っているかを何度か確認し、採血で黄体ホルモンの量が上昇しているかを確認する方法です。

まとめ

●排卵していないと妊娠しない。

●無排卵を放置していると、【子宮体癌】【骨粗しょう症】【動脈硬化】の発症リスクが高くなる

●無排卵かどうかは【基礎体温】をつけるとわかる

いざ子どもが欲しいって思ったときに【無排卵】だと妊娠することができません。何事も早期発見・早期治療が大切です。

今回もお読みいただき、ありがとうございました!

 

★☆参考にした書籍等☆★
宋美玄(2020)『生理だいじょうぶブック』小学館
黒住紗織・佐田節子(2016)『わたしのカラダは、私が守る 女性ホルモンの教科書』日経BP社
クリニックフォアコラム
https://www.clinicfor.life/articles/b-038/
さくら女性クリニック
http://sakuracl-chitose.com/column/file17.html